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漆喰とは?About shikkui

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漆喰とは?

漆喰(しっくい)とは、消石灰(水酸化カルシウム)を主原料とした鏝(コテ)で塗る塗り壁材のことです。
世界中、特にイタリアやフランス、エーゲ海周辺などでは建物の内外壁に多く使用されており、日本でも古くから建築材料として用いられています。

漆喰

石灰石の元はサンゴ礁

消石灰とは、石灰石を焼成・消化したもの。サンゴ礁が地殻変動によって隆起し、陸地になったものが石灰鉱脈です。そこから石灰石が採掘され、焼成・消化を経て消石灰が生まれます。 弊社のある栃木県佐野市は全国有数の石灰石原産地であり、その鉱山からいただいた天然資源をもとに、漆喰を製造しています。

サンゴ礁

消石灰ができるまで

  1. Step 1

    採石

    石灰鉱脈から石灰石を採石

  2. Step 2

    粉砕

    石灰石を細かく粉砕

  3. Step 3

    焼成

    石灰石を高温の炉で焼く

  4. Step 4

    消化

    生石灰に水をかけると粉体になる

  5. Step 5

    完成

    消石灰のできあがり

漆喰ならではのメカニズム

漆喰の主原料である消石灰(水酸化カルシウム)は、空気中の二酸化炭素を長い年月をかけて吸収し続け、最終的に石灰石(炭酸カルシウム)に戻ります。

メカニズム

当社漆喰の魅力Merit

防カビ性

漆喰の強アルカリ性がカビの繁殖を抑制します

漆喰はカビの繁殖を抑制します。長期間に亘り(現時点では30年超まで判明しております)、pH 12以上の強アルカリ性を保持し、カビの繁殖からお住まいを守ります。

検証

空気中の防カビ実験

住居空間を想定したボックス(当社漆喰を塗った箱、ビニールクロスを貼った箱2種)を用意し、その箱の中に保存料無添加の食パンを入れて密閉し、5日後の様子を確認しました。

  • ・空気中に浮遊するカビの状態も確認するため吊るしたパンも設置。
  • ・カビが確実に生えるように常時湿度90%以上に設定。

実験前 実験前

5日後 実験後

結果

漆喰壁空間にあるパンはカビがほぼ発生しなかった!

漆喰がカビの繁殖を抑制できる理由は、漆喰の性質である「強アルカリ性」のおかげです。

壁紙

壁紙

吸収した水分が壁材の内部に滞留して、カビの栄養源となり内部からカビが繁殖します。

漆喰

壁紙

漆喰の内部が強アルカリ性のため、吸収した水分がカビの温床になりにくいです。

一般的に湿度70%以上になると、カビは発生しやすいです。
防カビ性と 調湿性の相乗効果が見込める漆喰は、お住まいのカビ対策に最適です。
カビの生えやすいジメジメとしたお部屋や、結露の多いマンション、日当たりの悪いお部屋や、湿気の多い洗面所や別荘などに漆喰壁を採用されることをおすすめいたします。

調湿性

お部屋の湿度を調節して結露を抑えます

当社漆喰はお部屋の湿度を調節します。ジメジメとしたお部屋や結露がひどいお部屋、カラカラに乾燥したお部屋を「ちょうどいい湿度」に保ち、いつも快適なお住まいをご提供いたします。

検証

住居空間を想定した調湿性試験

住居空間を想定したBOX試験を行いました。

検証グラフ

方法

方法手順

  • ・石膏ボードで80cm角BOXを作製し、内側6面に漆喰くるむ内またはビニールクロスを塗り付ける(貼り付ける)。
    上面は40mm幅を開けて通気口とする。
  • ・試験場所は環境温度湿度を制御可能なビルドインチャンバー内とし、上記BOXを設置し温度23℃、湿度45%でコンディショニングした後、実際の居住空間を想定した環境条件

    ※温度23℃、湿度90%、4時間⇔温度23℃、湿度45%、4時間を3サイクル繰り返した時のBOX内の湿度挙動を測定する。

結果

壁紙より湿度の急激な上下を抑制することを実証

住居空間を想定した当社漆喰とビニールクロスの調湿効果検証では、当社漆喰の調湿性がビニールクロスよりも湿度の変化を抑制することを実証しています。

お部屋の湿度が75%以上になると、ダニが一気に増殖すると一般的に言われております。
漆喰を塗ったお部屋はビニールクロス壁のお部屋に比べて吸放湿性が高く、ダニの増殖を抑える効果が期待できます。

漆喰はカビの繁殖を抑制します。長期間に亘りpH12以上の強アルカリ性を保持し、カビの繁殖からお住まいを守ります。

消臭性

お部屋の気になるニオイを消します

実は漆喰の表面は多孔質であり、目に見えないほどの小さな穴がたくさんあります。その穴こそ漆喰壁がお住まいに役立つ理由の一つです。多孔質に入ったニオイ物質は、漆喰のアルカリ性と反応して中和され、低減
されます。
そのため、メチルメルカプタンや硫化水素などといった酸性の臭気成分に対して、特に強い脱臭性を示します。悪臭物質を減少させて生活臭も軽減するため、臭いが気になるお部屋や、人が多く集まるお部屋には漆喰壁をお薦めいたします。

漆喰の表面は実は穴だらけ!

検証グラフ

検証

悪臭物質に対する漆喰の消臭性

当社漆喰を1.5mm厚で塗った試験片と臭気物質を入れ密閉した袋と、臭気物質だけを入れて密閉した袋を用意して、一定時間後の臭気濃度を検知管によって測定する方法で検証しました。

ガス除去効果試験結果

塗り厚:約1.5mm厚

検証グラフ

検証グラフ

検証グラフ

検証グラフ

試験機関:一般財団法人 日本食品分析センター

結果

漆喰が悪臭物質を吸着することを実証!

時間経過に伴う悪臭物質の濃度を計測したところ、当社漆喰の試験片が入った袋は悪臭物質の減少が実証されました。

不燃性

漆喰は燃えません。キッチンでも安心して使えます。

弊社漆喰は、不燃材料を定める告示(H12国交告第1400号(最終改正H16国交告第1178号))のしっくいに該当いたします。火を扱うキッチンや、薪ストーブ周辺などの壁にも安心して使えます。

不燃材料とは?

国土交通大臣が定めた素材、または個別に試験して認定された素材です。

  • ・加熱後20分間燃焼しない
  • ・防火上有害な変形や亀裂が生じない
  • ・有害な煙やガスが発生しない

以上の条件を満たしたものを不燃材料と言います。

明光性

優しい光の反射でお部屋が明るくなります

漆喰は光の反射率が高く、暗かったお部屋も漆喰を塗ることで見違えるほど明るい空間になります。人の目には眩しくない優しい光の反射で、明るく素敵な室内空間を演出いたします。

検証

漆喰とビニールクロスの光の反射率

検証グラフ

当社漆喰壁(使用色:内―白)とビニールクロス壁の可視光領域における光の反射率を検証しました。

結果

ビニールクロスよりも、当社漆喰の方が光を反射する!

当社漆喰の反射率は93%、ビニールクロスの反射率は81%という結果になりました。この結果より、漆喰壁がビニールクロスの壁よりお部屋を明るくしてくれることが分かります。

抗菌・
抗ウイルス性

菌・ウイルスから守り、衛生的で安心な壁にします

漆喰はインフルエンザウイルスA型に対する抗ウイルス性、また大腸菌や黄色ブドウ球菌に対する抗菌性が外部機関の公的試験で認められております。

検証

インフルエンザウイルスA型に対して公的試験を実施

検証グラフ

漆喰は「ウイルス感染価」が「<1.5」(測定下限よりも低い)という結果でした。

結果

24時間後インフルエンザウイルスは検出されず!

温保存した24時間後、漆喰の検体にはインフルエンザウイルスが検出されませんでした。
これは、漆喰の検体に接したウイルスの感染力が無くなっていることを意味します。

検証

大腸菌に対する漆喰の抗菌性

実験前

実験後

当社漆喰と他社塗り壁材、それぞれを寒天培地に置き大腸菌を培養。
大腸菌の増殖状況を調べました。

結果

漆喰の周辺では大腸菌は繁殖しなかった!

漆喰の持つ強アルカリ性が、高い抗菌効果を発揮しています。当社では、漆喰壁をご採用いただく方に安心と安全をお届けするため、漆喰の抗菌・抗ウイルス性など様々な機能性を外部機関で調べております。

安全安心の壁

シックハウス症候群の原因となる化学物質を含みません

当社漆喰は、ホルムアルデヒドなど揮発性有機化合物を発しない、安全安心の壁材です。

ホルムアルデヒドとは?
揮発性有機化合物(VOC)の一つで、家具や建築資材などに使用される接着剤や防腐剤に含まれる化学物質です。空気中に少しずつ放散され、室内がホルムアルデヒドで汚染されると、人は目や鼻、気道に刺激や不快感を感じます(シックハウス症候群)。

実証

ホルムアルデヒド含む他の揮発性有機化合物(VOC)についても、外部機関において調査した結果、いずれの物質も測定限界以下の数値でした。

揮発性有機化合物放散速度測定 JIS A1901:2015(小形チャンバー法)による測定

測定物質当社漆喰
放射速度
トルエン1未満
(測定限界以下)
エチルベンゼン1未満
(測定限界以下)
キシレン1未満
(測定限界以下)
スチレン1未満
(測定限界以下)
p-ジクロロベンゼン1未満
(測定限界以下)
テトラデカン1未満
(測定限界以下)
ホルムアルデヒド1未満
(測定限界以下)
アセトアルデヒド1未満
(測定限界以下)

当社漆喰は、厚生労働省が定めるシックハウス症候群(室内濃度指針値)の原因となる化学物質を含みません。

堅牢性

ポロポロ落ちない丈夫な壁です

当社漆喰は優れた表面強度を有しています。他社製品よりも傷つきにくく、粉がポロポロと落ちません。

外部機関による試験結果

JIS A 6919(内装上塗用既調合しっくい)による外部試験

試験項目漆喰くるむ 内品質基準
保水性(%)8134以上
初期ひび割れ抵抗性ひび割れなしひび割れがないこと
付着強さ(N/m㎡)0.28(基板破壊)0.10以上

外部機関において「ひび割れ抵抗性」「付着強さ」を試験しています。
堅牢性高い当社漆喰は、爪研ぎなどのペットのいたずら、服の汚れを心配する必要がありません。

意匠性

漆喰独特の質感と色彩が素敵な空間をつくります

漆喰ならではの、柔らかく高級感のある質感・仕上がりが特長です。

意匠性
  • 仕上がり

    弊社漆喰は、弊社独自の調色技術により、漆喰では珍しく27色の多色展開をおこなっております。
    また仕上がりにつきましては、神社仏閣のような平滑な白壁の他、世界遺産アルベロベッロに代表されるヨーロッパのおしゃれで重厚感のある仕上げにすることができます。

    漆喰の色と仕上げについて
  • 特徴

    左官職人が一つ一つ丁寧に仕上げる漆喰壁の模様の凹凸が、光の陰影を与え、壁の表情が豊かになります。
    漆喰は、和のお部屋にも、スタイリッシュなお部屋にも相性が良い塗り壁材です。
    漆喰ならではの質感、そして温もりのある壁をぜひご堪能ください。

そのほかの魅力をみる

日本プラスターの漆喰Shikkui by Nippon Plaster

  • 創立94年の専業メーカーによる製造

    創立94年の専業メーカーによる
    製造

    1929年から94年にわたり、塗り壁材料を作り続けてきた企業だからこその品質と技術、自信があります。

  • 漆喰の研究開発

    漆喰の研究開発

    当社では「塗り壁を科学する」をモットーに、研究体制を整え、漆喰の研究・分析・開発に注力しています。漆喰に無限の可能性を信じ、日々追究しています。

  • 当社ならではの多色展開

    当社ならではの多色展開

    豊富な経験と技能を有する調色専門社員と、カラーシステムによる色管理により、高品質で均一な色を表現し、漆喰の多色展開を可能にしています。

  • 徹底した品質管理

    徹底した品質管理

    漆喰は天然素材由来の材料ゆえ、ばらつきが大きく繊細です。高品質な製品を生産するために、品質保証体制を整備し、厳格な品質管理を行なっています。

  • 自社工場での生産

    自社工場での生産

    当社の漆喰は、栃木県佐野市にある自社工場で生産しています。栃木県佐野市は全国有数の石灰石原産地です。地元の山から頂いた原料をもとに、大切に漆喰を製造しています。

  • 豊富な実績

    豊富な実績

    当社では、住宅から商業施設、大型ビルまで多くの漆喰採用実績がございます。
    こうした豊富な実績によって培った経験・技術・工法をもって、お客様のご要望や様々な構造・下地にお応えできる漆喰工事が可能になります。

ショールーム

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しっくい学舎

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よくあるご質問

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